興味のある習い事として着付けを挙げる方も多いのではないでしょうか。
では、その着物の生地の染め方の違いまでご存知ですか。
染色には大きく二種類あり、ここでは先染めと呼ばれる手法をご紹介します。
糸を先に染める方法です。
糸の中心部までしっかりと染色される為、深みのある色を出すことができるのが特徴です。
また、色落ちしにくく何度洗濯をしても色移りの心配はありません。
欠点は多くの染料を必要とし、かつ染色に時間を要するのでコストがかかる点です。
よって流行の色への迅速な対応が難しくなります。
大量生産には向きませんが、質の高さに定評があります。
有名なのは、兵庫県の播州織(ばんしゅうおり)と京都府の西陣織です。
共に高級感のある仕上がりが魅力ですが、特に播州織は海外の有名高級ブランドでも用いられる技術です。
生産量は減っていますが、今なお先染め生地の約7割が播州織です。
着付けの習い事に挑戦するなら、覚えておきたい手法ですね。
着付けの習い事に興味のある方も多いのではないでしょうか。
では着物の生地の染め方の違いまで、ご存知ですか。
ここでは代表的な手法の一つである絞り染めをご紹介します。
元はインドで生まれた染色方法で、千数百年前に日本に伝わりました。
そこから長い年月を経て、百近い技法を今に伝えています。
タイダイ染めは耳にしたことがある方も多いでしょうか。
原則として絞りは、布を染液に浸して染める「浸染」によって彩色される技法です。
絞り染めは、染めずに白く残す部分を作ることで美しい模様を表現できます。
布を糸で括って染まらないようにして防染します。
そして染めたい部分にのみ、染液を染み込ませます。
高度な表現は、匠の熟練した精巧な手技が無ければ不可能です。
そのように手間と技術をかけて作られた絞りは、布の内側まで深く染色された色の深みと奥行きを感じさせます。
圧倒的な迫力のある作品に仕上げることも可能です。
着付けの習い事を挑戦するには、覚えておきたい染色方法ですね。
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